【昭和のプラモ少年制作記】『その九』
- NTTタウンページ株式会社 dmc

- 2022年2月1日
- 読了時間: 3分
第九回目は引き続き、大阪西の苦情さまの「阪神プロジェクト」について紹介させて頂きます。
では、大阪西の苦情さま!! よろしくお願いいたします (゜o゜)
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だから阪神プロジェクトって何なの?
Xシリーズは、ソビエト連邦が成立まもない1920年代に国家事業で大量生産された電車です。
広いソ連の各地に行き渡り多くの都市で使われた電車なので、どこの都市の市電と特定するものではありません。
ですから配色はほとんどご自由にって感じです。
加えてこの、日本にもありそうなバランスの取れた上品なスタイル。
どこの市電と特定しなくていいなら、じゃあ日本の「どこかの街」の電車という体裁に仕立ててやれと思った訳です。
結局「どこかの街」は大阪に決定。そしていよいよこの訳のわからんウクライナのモデルに挑む訳ですが…箱を開けた途端めまいがした。
一瞬、やめときゃよかったと思った。ご覧ください。
このパーツの量!さらに各パーツの脇の「×4」だの「×2」だのいう表記がお判り頂けるでしょうか?
同じパーツがそれだけの数あるんです。もはや大キットの軍艦並みか、それ以上です。
屋根と床板まで半分に分かれていて、よくまあ電車をここまでバラバラに砕いたもんだと感心させられたます。
で、何やかやと悪戦苦闘の末、完成したのがこちらです。
これが大阪市電の色ですが、出来じたいはイマイチですよね。
入口と客室を特急列車みたいに仕切る板は切り落とし、座席は尻の痛そうな板張り対面1人掛けシートを手作りのフェルト張りロングシートに変えて出来の悪い吊り革を付けたら、内装も日本の市電ぽくなりました。
これ大阪市電ですと言ったら、大概の人はそのように思うんじゃないかと。
製作中に思ったんです。これ、見れば見るほどロシアっぽくない美しいスタイルだなと。
この上品なスタイルなら神戸風でもそれなりに似合うんでは?
製作途中なのに余計な邪念が湧き出してしまいました。
神戸やってみたいなぁ、今から神戸色に塗り替えるか?いやせっかく上がりかけた大阪をやめるのは惜しいし…よーし、もう1個買うてまえ!
という事で、すぐさま梅田のヨドバシに走り2個目を購入、これでこの商品はヨドバシから消えました。
ロシア電車のウクライナ製モデルを大阪風と神戸風に仕立てて2両並べる事になりました。
こうなるとペコペコの安っぽい飾り台に用は無し、架線付きの線路もゼロから手作りです。
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