【昭和のプラモ少年制作記】『その十四』
- リユースオーディオ モックアップ
- 2022年4月25日
- 読了時間: 3分
お知らせのとおり!!
大阪西の苦情さまより、投稿のメールが届いておりますので、紹介させて頂きます (/・ω・)/
それでは、西苦情さま!!
よろしくお願いいたします。
📥 📥 📥 📥 📥 📥 📥
【令和四年四月二十二日(金曜日)】
Mockup襲撃から、ひと月が過ぎました。
その節は、たいへん厚いおもてなしと美味しいお土産を頂き、ありがとうございました。
…こちらこそ、たくさんのお土産をごちそうさまでした m(_ _)m
その際に大阪へ連れ帰った「サバの開き」が
46年もの歳月を経て、美しいアルゼンチン号に仕上がりましたので
課題のレポートを提出します。
以下は、その「塗装編」です。
摂津の古い模型屋さんのショーケースには
船の得意なおやっさんが作った、大小さまざまな完成品の数々。
全部プラモデルなのだが、どれも「作品」と呼ぶにふさわしい
上品ないい味が出ていて、一見「ウッド」か「ダイカスト」の
クラフトかと疑いそうになる。
どうせ船をやるなら、こんなのを作りたいもんだ。
細かいディテールを忠実に再現した精密モデルなど僕には到底ムリ。
だったら、こっちの路線を目指して船の製作をやろうではないか。
そうして頭の中で
「小洒落たクラフトシップ」
という仕上がりイメージだけは出来上がった。
酒屋町から帰った翌日、お墓参りを済ませてさっそく造船所開き。
船体を貼り合わせて継ぎ目を埋めたら、そのイメージ目指して三日目から塗装開始!
まず船体は、完成品に深みを持たせるため、やや黄味がかったクリーム色に。
阪神プロジェクトで作った「大阪色」の残りに、ビン一杯まで白を継ぎ足すと
イメージ通りの、薄アイボリーが出来上がる。
船は艶消しが基本で筆は縦塗り…
という模型屋のおやっさんのアドバイスに従い
縦にシュッシュと筆を走らす。
押さえつけず、筆先だけ使ってシュッシュッシュと。
一旦乾いたら、もう一度ベットリ重ね塗り。
「さんふらわあ」で学習したのは、船はペーパー掛けで引き立つという事。
後の磨き上げも考えて、船体は少し厚ぼったく塗る。
ビン一杯に作った「フネ色」が最後まで足りるかどうか。
ペーパー掛けは弱い力で撫でるように。
#400で筆ムラを均したら番手を#600、#1000と順に上げていく。
舷窓やドアのモールドを殺さぬように軽く優しく
車のワックス掛けみたいに、小さく丸を描く要領で少しずつ丁寧に。
無意識に力が入ってしまった時は!
『これは磨く作業だ!! 削る作業ではない』
と自分に言い聞かす。
こうして船体の磨き上げだけで丸1週間。
素焼きの陶器のような、美肌の船体が出来上がった。
船尾も継ぎ目がキレイに消えて、ン~なんてセクシーなお尻!
船底は赤+隠し味程度の黒でほぼ軍艦の艦底色。
ところが、同じように船底までペーパー掛けしたらこれが大失敗で
見た目はくすんでみすぼらしいわ、茶色い粉で周りも汚すわで
ド最悪!
それで上から塗り直したら、今度は艶消しフラットベースを入れ忘れていた。
結果、これが絶妙の半ツヤになって、鈍い輝きが程よい味を出してくれている。
結果オーライながら、ここまで船体の塗装はバッチリである。
🚢 🚢 🚢 🚢 🚢 🚢 🚢















コメント