【昭和のプラモ少年制作記】『その五十一』
- リユースオーディオ モックアップ
- 2023年8月16日
- 読了時間: 3分
台風七号🌀が関西を直撃!!
大阪西の苦情さまは、大丈夫でしょうか…( ;∀;)
心配しておりましたら、十五時十二分に新シリーズのメールを頂きました。
少し紹介します。
「…暴風に怯えながら造船所に引きこもるしかなく、作業の進みがスピード違反です。」
異常に気づいたら、直ぐに避難して下さいね 👍
では!! 「哀しきビフォーアフター」の最終回をどうぞ!!
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【令和五年八月十四日(月曜日）】
哀しきビフォーアフター(六)
糸張りを終えた新田丸です。
もっと多く張りめぐらすつもりでしたが、マストが弱いから、糸が増えるとあちらが張ればこちらが弛み、しまいに収拾つかなくなるので、結局この程度で妥協しました。
糸と糸、糸とパーツは巻くとか結ぶとかして接着剤を着けてますが、上級者の張り線はこうした結び目が一切ありません。あれはどうやって着けてるんでしょうか。
ちょっと触るだけでプチっと切れそうで恐いですね。
確かに組立は楽ではなかったけど、古いアオシマのパーツとか設計が悪い訳ではありません。
設計はたいへん良いと思います。このモデルを組みづらくしているのは、ひとえにこの不親切な説明書です。
全工程を無理やり１枚にまとめてるから、これじゃ手順もへったくれもありません。
振り返って「ここをこうすれば」「こういう手順でやれば」というのが、後になっていっぱい出てきます。
そのパターンに嵌まってもう一度やってみたくなって、気が付いたらＮＹＫ三隻揃えてた…なんて人もいるんでは？と想像します。
仕上がった冲鷹は竿がまっすぐ立っておらず、それぞれ少しずつ傾いていて、中には先の曲がった竿もあります。
これも新田丸の悲哀を自分なりに表現したんですが、もう少し大袈裟でもよかったかも？
微妙な傾きだと、失敗か雑な仕上がりにも見えてしまいます。
艦載機は少なく、脚の折れた物や翼の曲がった物を混ぜてみました。
遥かアメリカまで太平洋横断する夢と希望いっぱいの大航海と、そんな夢も希望も全てをぶち壊してしまう戦争というものの理不尽。
これが哀しきビフォーアフターのメインテーマですが、そんな「戦争の理不尽」をよく表しているのが、客船の面影を残す冲鷹の船尾ではないでしょうか。
良家の清楚なお嬢様が突然、軍服を着せられ銃を持たされ「血なま臭い戦場」に放り出される…
そんなイメージです。
「冲鷹は軍艦ではない」あるいは「冲鷹なんて呼ばないで」と新田丸が訴え掛けてる風にも見えます。
そんな訳で「哀しきビフォーアフター」は無事完結です。
ありがとうございました。
タイミングとか全く考えてませんでしたが、明日は八月十五日ですね。
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大阪西の苦情さま!!
大変お疲れさまでした!!
何とか「終戦記念日」に投稿することができました。
「戦争」
は、絶対にいけません。
「新田丸」と「沖鷹」に誓って 👍
大阪西の苦情さま、長期間の連載ありがとうございました。
感謝申し上げます。m(__)m
次は新作!!
次回もお楽しみに!!
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