ビィンティージ国産スピーカーを聴く № ７９
- リユースオーディオ モックアップ
- 2023年1月4日
- 読了時間: 4分
ＳＡＮＳＵＩ ＬＭ－０３３ーⅡ
一か月以上、スピーカーの紹介が空きましたね…。
そして、今回のＬＭ－０３３は以前に
『ビィンティージ国産スピーカーを聴く№３１』
で、紹介していました。
ではなぜ、また紹介するのかと申しますと、№３１では鳴らしきれていなかったことと
今回は鳴らし切る自信があったからです。👐
先ずは、試聴機器から紹介します。
アンプはシンプルな６ＢＱ５のシングルアンプ。
チョークコイルも、あーりません。
ＣＤはいつものＡＨ！にシルテックのＲＣＡケーブルでプリは使いません。
しかーし!!
以前に紹介したとおり、ＣＤの電源にはアンプと同じくチクマのタップを使用しています。
これが、秘策「その一」でした。
さぁ～!!
接続も全て完了して音出しです 👍
最初に聴き流したソフトは (@_@)
シリーズものの、ふーるいソフト!!
はは、ネーミングがすっばらしい 👐
『ＪＡＺＺ 絶対名曲』っす “(-“”-)”
このソフトは意外にライブ録音が多く収録されており、ＬＩＶＥ感はとても良い感じ。
中域のぶ厚い音に、店主は「にやり」っす (/・ω・)/
先回の試聴で失敗したのが、低域のコントロールでした。
この時は相当に悩みましたね…(;´∀｀)
今回の秘策「その二」は「ヒバキューブ」でした。
少しぐらつきますがノリタケを縦に置いて、ヒバキューブを載せました。
この「ヒバキューブ」との出会いが無かったら、今回二度目の試聴はあり得なかったでしょう。
続いて、試聴したのが「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」!!
いゃあ～!!
２５.５センチのウーハーは力がありんすね (-_-;)
ベースが響き過ぎ (>_<)
先回の苦悩がよぎります…
ノリタケに替わる、ちょうど良い高さのスタンドがないので
ここは経験値により、スピーカーを支えるヒバキューブの数を増強っす!!
当初、片側四個で受けていたヒバキューブを倍の八個へ増やし 👍
ｎｏｏｎでは、更に片側二個追加して十個体制に変更しました。
ビビる寸前の低域が
『厚く、厚い、熱っちぇ、熱を帯びた中域』
に、変化した瞬間です!!
低域の振動が弱まって、中域が持ち上がったのか
低域がヒバキューブ効果により中域として増強されたのかは、わっかりませんが…
もう、何を聴いてもすばらしい 👐 👍 👐 👐 👐
ライブ感漂う演奏に、また店主は三十分ほどウトウト (-_-;)
ここは、やはり聴きなれたＣｒｏｓｓ Ｔａｌｋを!!
いゃあ～
ネットワークが入っていながら、この自然なライブ感はすばらしい!!
このような、鳴り方は初めて聴いたかもしれないです。
ちはるピアノも、清吾サックスも、とにかく自然な響きなのです。
これが、ＬＩＮＥＡＲ－ＭＯＴＩＯＮＤＲＩＶＥＲの力でしょうか。
最後に弦を天満さんで (=ﾟωﾟ)ﾉ
自然なホール感。ホールの中でバイオリンとピアノが相互に響き渡ります。
ここまで、ボリューム位置を変えずにソフトだけを変更していました。
気が付いたのが、Ｃｒｏｓｓ Ｔａｌｋ－「白い森の音楽祭」の録音レベルが天満さんの録音レベルと同じであったこと。
ＪＡＺＺの録音、普通はレベルが高いですよね。
蔵の響きを生かした録音を目指したのでしょう。
録音エンジニアはもしかして、クラシックを担当されていた方だったのかもしれません。
初めて気付きました。 (-_-;)
では、最後にＬＭ－０３３をまとめます。
低域から高域まで自然なつながりで、解像度も高く、まるで大型スピーカーを聴いているようです。
音色♪はライブ感あふれるＬＭ－０１１と大差ありませんが、ウーハーの口径が大きいだけに低域の迫力が違います。
最初の印象と同じく「ピアノの再生」はピカチュウじゃなくて「ピカ一」です!!
また、ボーカルはボリュームを上げた分だけ前に出てきます。リアルっす!!
この、ＬＭ－０３３を鳴らすには低域をいかに「コントロール」するかが『鍵』でしょう。
鳴らしやすさはＬＭ－０１１ですが、迫力はＬＭ－０３３です。
ウーハーのバッフル厚は３８ミリもあるようですが、低域の制御には『ヒバキューブ』が最適でしょう。
市販の木製インシュレーターは「硬すぎ」です!!
Ｍｏｃｋｕｐでは、一個150円(税込・送料別)で販売中!!
音の次元が変わりますよ 👍
ただし、小型バックロードホーンには不向きです。響き過ぎるのです。
ＬＭ－０３３はあまり人気が無いようですが、鳴らし切れれば一生満足できるスピーカーシステムだと思います。
ＬＭ－０１１がシリーズ中で「一番まとまる音」とか言われていますが、たぶんＬＭ－０３３を鳴らし切れなかった言訳でしょうか…。
質の高いソースを入れれば、シッカリと答えてくれるスピーカーシステムでした。
生意気なことを書きますが、オーディオで大切なことは「接点」を極力少なくすることと、スピーカーシステムを響かせる努力と良質の電源周りの採用でしょうか。
プリアンプの使用も接点の増加という点では、たぶんマイナス要素だと思います。
ただし、店主のあくまでも経験値です…が
いつまでも聴いていたい…ＬＭ－０３３の最終評価です。m(__)m
※このスピーカーシステムは完売したしました※
次回も、お楽しみに!!
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