ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №４０

ＡＵＤＩＯ ＥＶＥＮＴ ４.１

今回は、ＯＮＫＹＯの海外ブランド「ＡＵＤＩＯ ＥＶＥＮＴ」から４.１を紹介します。ただ、発売時期が特定できないので、ヴィンテージではないかもしれませんね…ただ、ＯＮＫＹＯなので国産として紹介します。

このシリーズは「４.１」、「６.１」、「８.１」と三機種あったようです。「６.１」は「４.１」のトールボーイタイプ。「８.１」はトールボーイで、ツィーターを二発のウーハーではさむ、バーチカルタイプでした。

最初にお断りしますが、この「４.１」はＭｏｃｋｕｐでウーハーのエッジを交換してあります。元のエッジは逆ロール型でしたが、現在はゴム系のロールエッジとなっています。

「４.１」のスペックは箱裏にありました。

能率は８９㏈です。球で鳴りました。「４.１」のインピーダンスが４Ωなので、パワーアンプは４Ω端子のある三栄電波の２Ａ３に交換してあります。

先ずは、ＶｉｃｔｏｒのＳＸ－Ｖ０５試聴のスタンドで聴きましたが、スピーカーの位置が高くなり過ぎたのでスピーカースタンドを替えました。

今回は、高さを稼ぐのと音質向上のため、スタンドはダイヤトーンのウッドブロックの上に置くことにしました。

試聴はＣｒｏｓｓ  Ｔａｌｋの「白い森の音楽祭」から👍

や、やばい…(>_<)  ＶｉｃｔｏｒのＳＸ－Ｖ０５の上をいくかも (゜o゜)

バスレフですが、ツィーターの真下。この位置が良い仕事をしているようです。また、ボックスはかなりの奥行が!!

清吾サックス🎷は太く、輝きも十分にあります。ちはるさんのピアノは低域も加わり、更に奥深い立体的なピアノの音に。とにかく、響きが良いスピーカーです。真正面で聴くより、少し端で聴くとＬｉｖｅ感がもっと半端ない !! 会場からの掛け声がハッキリと聴き取れるのです。言葉として!!

こ、これは!!Ｃｒｏｓｓ  Ｔａｌｋから、もう一度、聴いてもらわないと (/ω＼)   

次にフジ子さんを!!

こちらも、文句なしのオケを聴かせてくれます。低域も十分ですし、解像度がすばらしい!! シッカリと店主、寝ていました…。次はケイコ・リー👍 声が「４.１」では重くならない。声が軽くもう少し鼻にかかったように歌います。

古いＪａｚｚもすばらしいc!!

中域が厚く、厚く、また厚く!! 聴き疲れがありません。ビルエバンスをいつまでも聴いていたくなります。

バイオリンも (@_@)

透き通る透明感がありながら、バイオリンの存在感はしっかりと表現します。最後に禁断の天満さんを!!

パイプオルガンの鍵盤を叩いて、筒に空気が入りパイプが鳴り、そして空気が抜けていく時間の差まで感じます。天満さんのバイオリンの存在感も凄い!! それに、録音したマイクの位置まで分かるようです。おそらく、バイオリンの上方から録ったのではないでしょうか。いゃ～まいった、まいりました!!

今回は、オンキョーの海外ブランドＡＵＤＩＯ ＥＶＥＮＴ ４.１を紹介いたしました。実は、以前も鳴らしましが、鳴り方に良い印象が無かったのです。今回試聴して、まったく鳴らしきれていなかったのが現実でした。原因は「４.１」を鳴らすだけの装置が整っていなかったのでしょう。スタンドやボード、ケーブル等など…💦

これだけの鳴り方は、ハイエンドと言っても過言ではないでしょう。エッジを交換した際に「ネットワークにはフィリップス製のコンデンサーが使われている」と聴いていました。上質なネットワークの音とも言えるかもしれませんね。ただ、半導体アンプで鳴らすと高域が輝きすぎるかも。「４.１」は当分、店のリファレンスで使います!! どうぞ、試聴にお越し下さい。

※ 片Chツィーターが断線し修理不可となっています ※

次回もお楽しみに♬

お気軽にお問い合わせください!!

リユースオーディオ  モックアップ

〒950-0324

新潟市江南区酒屋町182-1

 TEL:025-385-6602

■営業時間　10：00～18：00

■定休日　火曜日